みなさま こんにちは!
10月3日 当教室ホールにて ピアニストで桐朋学園大学ピアノ科教授の
廻由美子先生によります 公開レッスンが行われました!
今回は コロナ禍なため 無観客にて行われました。
公開レッスンに出演してくださった生徒さんは 小学生2年生から高校1年生までの
6名の方々でした。皆さま 素敵な演奏を聴かせていただきました。
トップバッターの小学2年生の生徒さん ギロックの「ウィンナーワルツ」
「三拍子のリズムを 身体で感じましょう! 手をグルングルンと回してごらん
一拍目に重みを感じてみようね」
やはり ソルフェージュの重要性を感じる 廻先生のお言葉でした。身体で拍感を感じることで 音が生き生きと躍動します! 二曲目の バッハの「ミュゼット」では
廻先生と生徒さんが二小節交代で弾いてみます。なかなか難しそうでした😅
「エスカレーターみたいに動いているものに乗るのは難しいでしょう?音楽も動いているよね」 柏感に乗って ポジションを移動する瞬発力がつきそうな練習法でした。
続いての小学2年生の生徒さん、ベートーヴェンのソナタを弾いてくれました。
曲の緊張感を感じるために 廻先生が 「怖い人が玄関の扉を叩いている感じだよ」
「ここはもう捕まってしまった感じ」など 曲の内面をわかりやすくお話してくれました。演奏もガラッと変わっていきました。最後に手の広げ方についてアドバイスくださいました。
指を開くだけでなく ペットボトルを使って 手の甲を広げましょう
と。手の甲の骨を広げる意識を 小さい頃から持つと 良さそうです。
第二部の 小学6年生の生徒さん バッハのシンフォニアとスカルラッティを弾いてくれました。バッハでは 「色々な楽器を想像して ここはオーケストラ全員が弾くところ ここは木管のソロパート など音色の変化で立体感がでます」また 調性の移り変わりにストーリーを感じることで 演劇的空間ができる ともおっしゃっていました。
スカルラッティでは「自然の中の音を美しく表現している曲なので トリルは鳥のさえずりだと思って表現してみよう」
生徒さんがとても気持ちよさそうに 弾いている姿が印象的でした。
楽譜から 音がどう上がったり下がったりしているかを読み取るのは勿論のこと、ストーリーを想像したり 背景 国 時代 生活様式 など 一つの曲からたくさんの事を知れると思って勉強したら 楽しいですよ!と 仰っていらっしゃいました。先生の幅広いたくさんの知識の引き出しに 生徒さん達も刺激を受けている様子でした。
廻先生のパワフルなレッスンに 私たち講師も大変勉強させていただき貴重な時間を過ごすことができました。廻先生 ありがとうございました。そしてコロナ禍の中にも
ご出演頂きました 生徒の皆様 熱のこもった演奏をありがとうございました。