桐朋子供のための音楽教室茨木教室

大阪府茨木市にある桐朋学園附属の子供のための音楽教室茨木教室のブログです

久保田巧先生による公開レッスンが行われました

ピアノの公開レッスンに続いて

10月4日には 茨木教室室長の 久保田巧先生による公開レッスンが行われました。

 

参加してくださった生徒さんは 年中さんから大学生まで 幅の広い年齢層の7名の方々でした。熱のこもった演奏ありがとうございました。

 

トップバッターは小学6年生の生徒さん。曲はモーツァルトクライスラーのロンド。

軽快なリズムに乗っての演奏です🎵

ある繰り返し部分で

「8小節は 一つのお話。それを二回繰り返すとき 強弱を変えるだけでいいのか」

どう変化をつければいいか 生徒さんと一緒に考えます。

久保田先生は いつも生徒さんの意見を まずお聞きになります。自分から考えをもって演奏することを 何より大切にされています。

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年中さんの生徒さん ザイツのコンツェルトを弾いてくれました。

とっても可愛らしい生徒さんに 先生も顔がほころびます。

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明るい響きはどこからだと思う?

「この曲は 3拍子で おどりの曲。右に 左に 身体を揺らしてみよう!」

やはり 三拍子の拍子感というのは 身体を柔らかく使って表現するようです。

生徒さんは とっても上手に左右に揺れながら 弾くことができるようになりました!

そして 明るくなったり 暗くなったりする和声を表現します。

「どこから明るい響きになったと思う⁇」久保田先生の問に一生懸命答える生徒さんの姿が また可愛らしい。  これからの成長がとっても楽しみですね。

 

小学3年生の生徒さん ベリオのコンツェルトを弾いてくれました。

久保田先生「最初の部分はどんなイメージかな?」

生徒さん「戦っている感じ」

久保田先生「負けたら死んじゃう‼ という感じで 剣が光るような音をだしてごらん」

生徒さんの 音が キラッと 思い切った音色に変わります。

今度は 「あのね」と近くで話かけるように

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「あのね」

久保田先生のわかりやすい説明に 生徒さんの音色がどんどん変わります。

中学生以上の生徒さん達には より具体的なお話をされていたのが印象的でした。

重音や半音の音の取り方、 伴奏者にこう弾きたい!としっかりアピールすることの大切さ、

オケとの合わせ方・・・オケが何をしているかによってソリストの自由度が決まってくる

どういう形にしたいのか、そこから逆算して構築していく などなど・・・

一人一人に合わせた言葉で 有意義なレッスンを繰り広げてくださいました。

 

毎年 長時間に渡って熱のこもったレッスンをしてくだる久保田先生 今年もありがとうございました。そして 生徒の皆さんも コロナ禍の中ご参加いただきまして

素敵な演奏をありがとうございました。  

 

二日間に渡る桐朋学園大学音楽学部の教授陣によります公開レッスンも おかげさまで

無事に終了することができました。ありがとうございました。