特別授業が行われました。

みなさま　こんにちは。10月も後半に入りました。

茨木教室生では、桐朋学園大学音楽学部准教授の作曲家の森山智宏先生が

来阪され　特別授業を行ってくださいました。

一コマ目の　小学生低学年のクラスでは　楽譜を絵のように捉えてみよう！

という観点でのお話でした。ハート型に並んでいる楽譜や　アルファベットの

文字だけの楽譜など　見たことのない楽譜に　生徒達も好奇心満々で　森山先生の

お話に聞き入っていました。

普段とは全く違う観点からのお話で　

楽譜は難しいものではないんだよ！　

という森山先生からのメッセージを　子供たちが頭の隅においてこれから勉強できることは　とても良い経験になりましたね。

二コマ目は小学生高学年のクラス。２声のインヴェンションを使った授業でした。

インヴェンションを弾いたことのある生徒さんも　弾いたことのない生徒さんもいましたが

みんなで　二台のピアノを使って　右手パートと左手パートに分かれて　アンサンブル

してみました！　こんな経験はなかなか味わえない貴重な体験です。上手に弾ける弾けないではなく　バッハの音楽の構造を体感するという経験です。

そして　最後には

2声のインベンションに　先生がお持ちの楽譜でもう一声を加えてみると　どんな音楽に早変わりするか！と　こちらも　私達講師もびっくりな展開に！！！

バッハはバロックの音楽なのに　違う時代の音楽に聞こえてくるような　そんな貴重な体験でした。いわゆるいつも授業でやっている聴音ではなく　新曲初見の授業の一環だったようですが　子どもたちも　いつもと一味も　ふた味も違った授業に興味津々　あっという間の９０分でした。

三コマ目は　音楽学校に受験を考えている生徒たちの授業です。

密集の聴音では　数字を使った和音度の表し方を教わりました。いつもと違うやりかたで　私達講師もついていくのに必死でした。生徒たちは　どう感じたでしょう？感想を聞いてみたいです。もしかして　いつもと違ったやり方が　ピンときて　それをきっかけに伸びる生徒もいるのかもしれない　と個人的には思ったりしました。

メロディ聴音も　なかなか難しい問題でしたが　ホワイトボードに生徒に解答を書かせるやりかたも　普段はやらない事ですので　新鮮でした。

とにかく　森山先生の一秒たりとも無駄にしない！というようなスピード感に　終始圧倒されました。　森山先生の音楽に対する　ほとばしる情熱　が生徒に伝わったことは間違いありません。生徒の皆さんは　たった一日の授業でしたが　間違いなく記憶に残る授業だったでしょうし　音楽に対する「何か」を

感じたことでしょう。

貴重な体験を　森山先生　ありがとうございました。また是非いらしてください。　